12月のカレンダーです
本年も皆さまには大変お世話になりました。
たくさんの方々が訪れてくださったり、催しにご参加くださいました。
ありがとうございました。
来年は少し運営のリズムを変化させる予定です。
暖かく見守っていただけると幸いです。
「クリエイティブリユースでアート!」展開催
大月ヒロ子が監修した展覧会が10月25日より調布にて開催されます。10年前より継続して実施してきた「クリエイティブリユースでアート!」のシリーズ企画です。今回は、廃材をピンホールカメラに仕立てる試みです。12月にはギャラリートークや、ワークショップも行います。3ヶ月間という長い期間の開催ですので、おついでがあれば、ぜひご覧ください。
https://www.chofu-culture-community.org/events/archives/27559
世界の国々の暮らしと文化 vol.8 〜アメリカ〜
世界の国々の暮らしと文化 vol.8 〜 OUR COFFEEさんの アメリカ〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作り・味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
8回目はアメリカ。material libraryでもカフェをしてくださっているOUR COFFEEの瀬良さんの登場です。カフェの常連さんでも知らなかったようなお話も、いっぱい出てきそうですよ。お楽しみに!
瀬良さんより
1997年から2003年までの6年間を主にニューヨークで過ごしました。初めてニューヨークを訪れたのは1994年、隣州のニュージャージーに留学する友人姉妹を訪れた時のことでした。バスの車窓、ワシントンブリッジの向こうに現れるマンハッタンの街並み。バスターミナルの外、本当にスニーカーで通勤する多種多様な人々。ビル一面にペイントされたDKNYの巨大な壁画。田舎の日常とはかけ離れた世界線を知ってしまった10日間は、その後の僕の人生を大きく変えることになりました。
ニューヨークでは、ブルックリン区の黒人の人たちが多く暮らすエリアに住んでいました。週末になるとアパートメントの前にはスピーカーが並び、大音量でソウルミュージックを楽しむ隣人の大人たち。ビーフ・チキン・ベジタリアン、とびきり美味しいChristie’sのジャマイカンパティ。乗り合いの1ドルバンで移動するフラットブッシュアベニュー!
キラキラしたイメージとは違う、ラフでエキサイティングなニューヨークライフを、まだフィルムが主役だった頃の写真を見ながらお話し出来たらと思います。
また、アメリカ先住民の文化や歴史に興味を持っていた仲間と共に、先住民たちの踊りの集会に加わり、ボランティアとして活動していました。パウワウと呼ばれるお祭りの様子や、彼らの聖地として知られるアリゾナ州セドナを旅した時のエピソードも合わせてご紹介出来たらと思います
日時:2024年11月16日(土曜日)
16:00〜18:00 クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:30 お話と演奏、質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者ごとに、お名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号 をお送りください。インスタグラムのメッセージでもお受けいたします。
瀬良和生
岡山県出身 浅口市在住。
学生時代をサンフランシスコ、ニューヨークで過ごす。卒業後はウクライナ出身のアーティスト、
Ruslan Karablin氏の下で仕事をしながら、ヒップホップのコミュニティーで音楽活動を続ける。
帰国後は通訳やライターとして活動。企業では輸出入や海外営業など、世界が舞台の仕事に関わってきたが、コロナ禍をきっかけにグローバルからローカルに焦点をシフト。
僕らの町の僕らのコーヒー屋、生まれ育った地域にムーブメントを起こすきっかけとして2021年に
OUR COFFEEを立ち上げる。https://www.instagram.com/ourcoffee_dtk
●料理:ジャークチキンとアーノルド・パーマー
ジャークチキンとはジャマイカが発祥のスパイシーなグリルチキン。僕が暮らしていたブルックリンのフラットブッシュ地区は、カリビアンの人たちが多く暮らすエリアとして知られています。当時、近所で夜中に買い物が出来たのはガソリンスタンドの小さな窓口くらい。深夜にお腹が空いたときには、辺りの状況に目を光らせながらゲットーを足早に歩き、ジャークチキンをよく買いに行っていました。スモーキーな店内ではレゲエが大音量で流れ、体を揺らしながらジャークチキンを焼くノリノリな店員たちのバイブスも美味しいスパイスのひとつでした。
ジャークチキンと一緒に楽しみたい飲み物はアーノルド・パーマー。傘のマークでも知られるプロゴルファーのアーノルド・パーマーが、レモネードアイスティーを好んで飲んでいたことから、彼の名前がドリンクの愛称として呼ばれるようになりました。アメリカでは缶ジュースとしてスーパーで売られていたり、ヒップホップの曲名にも使われたりもするほどポピュラーなドリンクです。
来たる年のしめ縄飾り作り
今年も色々ありました。そして、いよいよ来年の足音も聞こえてきそうですね。
material libraryの廃材も使っての、オリジナルなしめ飾り作りはいかがですか?
わらじあーむの慈観さんとご一緒に!
慈観さんより
日本のしめ縄、しめ飾りは素晴らしい文化であり、日本人の美意識、精神性を色濃く表したものです。そして正月の「しめ飾り」は自然、八百万の神、宇宙を含めた大いなる何か、に対して畏怖の念を忘れない自戒を含めた戒め、身を引き締め感謝と祈り、来年への意欲を示すものではないでしょうか。
わらを手のひらでねじり、より合わせ綯う(なう)その動作は、強く祈る様のようでもあり、リズミカルで舞のようでもあったりします。しめ縄、しめ飾りの制作時間は辛くとも幸せなとても不思議な時間です。綯わないの時間は生きている事、生かせれている事の感謝を感じるような時間で静寂な時間、無になれる時間です。そんなひと時をよかったらご一緒に体験しましょう。
しめ飾りのワークショップでは、皆様とお話しながら、体験を共有できる楽しみで大切な時間です。稲わらは蒜山で自然農をされている農家さん、サンタファームさんの稲わらを使わせて頂きます。さらにIDEA R LAB のmaterial libraryにあるいろいろな廃材も使用して、自由なしめ飾りを一緒に作るワークショップです。初めての方からご経験のある方までお楽しみいただけます。今回は岡山県に多いしめ飾りで眼鏡タイプのしめ飾りを制作します。見通しのよい一年になるようにという願いをこめて・・・。
日程: 11/24(日)
時間 :13 時~15 時
人数: 10 名程度
料金 :3500 円
持ち物:ハサミ、ハンドタオル、持ち帰り用の袋
服装:汚れてもよい服装でお越しください
【注意事項】お米にアレルギーがある方はお控えください。
申し込み:mail@idea-r-lab.jpに①お名前・②ご住所・③緊急の場合の携帯電話番号・④メイルアドレスをお送りください。インスタグラム@IDEARLAB2020へのメッセージでもお受けいたします。
プロフィール:わらじあーむ 慈観 雅之(ジカン マサユキ)
岡山県真庭市の旧美甘村に移住後わら細工に出会い、なりわいにしている。川のせせらぎ鳥たち、虫たちの合唱する草木豊かな岡山県真庭市の山間で暮らし自然素材を使った制作、ワークショップ行う。JETRO 主催、経済産業省共催の「TAKUMI NEXT2022」・「アーティスト・イン・ファクトリー東大阪 2024」・FAIRFIELD BY MARRIOTT OKAYAMA HIRUZEN HIGHLAND(蒜山)
12 月7日に国の登録有形文化財にも指定された谷岡記念館にて作品お披露目をする予定。
ご質問などはお気軽に DM かメールからお願い致します。SHAKY718@GMAIL.COM
11月のカレンダーです
「世界の暮らしと文化」シリーズ、11月はourcoffeeの瀬良さんのアメリカ話とお料理、来たる年に向けてのわらじあーむさんのしめ縄飾りワークショップがあります。よろしくお願いします。
世界の国々の暮らしと文化 vol.7 〜イタリアのかかとプーリア〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作り・味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
今回は変則的に、イタリアに生まれ育ったあと、日本に住まれたアレッスィオ・ラ・ペンナさんにご登場願います。今年の夏にご家族で里帰りされたばかり。どんなお話がうかがえるでしょうか・・・。またパートナーの久保 美沙登さんにも、イタリアのアートやファッション文化についてお話を聞きたいと思います。
Alessio la Penna(アレッスィオ ラ ペンナ )
南イタリアのプーリア州、マフレドニア出身。大学時代は、ボローニャで過ごす。卒業後、ミラノで仕事をしており、今はイタリア/日本でも、iPhoneのアプリのプログラミングを仕事にしています。
久保 美沙登(くぼ みさと)
就実短期大学准教授。ファッションデザインや、服飾史などを教えています。2023年には『青少年アート実験室アップサイクルプロジェクト×Cross Clothe』のアートイベントをおこないました。
日時:2024年10月26日(土曜日)
16:00〜18:00 クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:30 お話と質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者全員のお名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号をお送りください。インスタグラム(idearlab2020)へのメッセージでもお受けいたします。
ラ・ペンナさんより:
イタリアは、ワインやチーズ、オリーブなど日本に馴染みのある食材も多くありますし、また、いろいろなローカル食材もあります。私の、ラ ペンナ(la Penna)という小文字の冠詞がつく姓は珍しく、the Pen という意味です。ペンネというパスタは、ペンの形で、ペンの複数系を意味しているんですよ。
今回のクッキングメニュー(予定)
*オレッキエッテ
オレッキエッテは、イタリアのプーリア州の地域を代表する耳形のパスタです。その名の通り小さな「耳(orecchie)」に似た形をしています。みんなで手作り生パスタ作りに挑戦しましょう!
私は小さい頃、おばあさんの手伝いで、よくこのパスタを作っていました。
プーリアとは・・・
(プーリア州、イタリア語:Puglia)は、イタリア共和国南部にある州。州都はバーリ。 しばしばブーツに喩えられるイタリアの「かかと」に当たる地域。プーリア州はイタリアのブーツ型の国土のかかと部分にあたる、イタリア南部に位置する州で、白壁の街並みが広がる丘上都市、何世紀もの歴史を刻む農地、数百キロにもおよぶ地中海の海岸線が有名です。州都バーリは活気に満ちた港町で、大学町として栄えています。レッチェの街はバロック建築が多く見られ、「南イタリアのフィレンツェ」と呼ばれています。アルベロベッロの町やイトリア渓谷には、円錐型の屋根が特徴的な石造りの小さな住居「トゥルッリ」が立ち並びます。食材も豊かで料理の美味しい地域として人気があります。
季節の色を染める+味わう 秋編〜栗と刈萱〜
IDEA R LABの庭には樹齢80年の栗の大木があります。
毎年、沢山の実をつけ、色々な食べ物になって、私たちを愉しませてくれています。
残滓でもある栗のイガはこれまで、まとめて廃棄していました。
染色家である戸田露子さんが、この庭に立ち寄られた際に、この栗のイガで染め物をしましょう!と提案してくれました。IDEA R LABらしい、捨てられる素材を使っての草木染めです。媒染を2種用意するので2色の染めができます。また、せっかくなら、草刈りの対象になるカルカヤでも染めてみましょうという事にもなり、さらに2色がバリエーションとして加わります。
染めに使うのは、お一人につき絹100%のロングストール2本。まとめて身につける時の、色の組み合わせを考えるのも楽しいですね。
戸田さん談
「京都と玉島では同じ植物でも、色が違うかもしれません。それが面白い草木染めの世界なんです。」
お昼を挟んでの作業なので、栗のお料理も少々。秋の季節の色と味の両方を満喫しましょう。
日時:10月14日(祝・月)10:00〜15:00
定員:10名
参加費:お一人7000円(ストール2本 *写真をご参照ください、他材料費、食事代込み)
*前日および当日のキャンセルは、参加費をいただきます。
申し込み:mail@adminお名前、メイルアドレス、ご住所、緊急の連絡先としての携帯電話番号をお送りください。
持ち物:台所用ゴム手袋
汚れても良い服でいらしてください。
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3-4-5 駐車場あり
講師:戸田露子
岡山大学特美(洋画)卒
学生時代、染色に興味を持ち、越中和紙に染料・蝋を使って描く”和紙染め絵”を制作発表。1964年から約30年京都南山城町に住み、京都染色学園にて伝統染色(友禅・ろうけつ・型染)を学ぶ。染色家志村ふくみさんの「植物が美しい命の色を下さる」という言葉に感動。四季折々の自然豊かな山城町の植物で草木染めを続けてきた。現在、乙島在住。
世界の国々の暮らしと文化 vol.6 〜ブラジル〜
世界の国々の暮らしと文化 vol.6
〜ブラジルの音楽と暮らし〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの方の経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作りながら、味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他国の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
ドイツ、キューバ、チリ、フランス、タンザニアに続いて、6回目は南アメリカ大陸のブラジルです。 ギタリスト、歌手&作曲家として活躍されているフェリーペ・ナカムラさんによる、夏の宵にぴったりのボサノバの演奏とお話です。現地に暮らし、フィールドワークを続けられていた頃の、小学校での珍しいエピソードなどもお聞き出来そうです。暮らしと音楽と踊りが渾然一体となっていそうな国、ブラジル。どうぞお楽しみに。
フェリーペ・ナカムラさんより……
料理は、せっかく海のそばの玉島なので、ムケッカ(ブラジルの海鮮シチュー)を。それから、コシーニャ(ブラジルのコロッケ)なども考えています。
日時:2024年8月17日(土曜日)
16:00〜18:00 クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:30 お話と演奏、質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者全員のお名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号 をお送りください。インスタグラムのメッセージでもお受けいたします。
フェリーぺ・ナカムラ:
倉敷、美観地区東町生まれ
ギタリスト、歌手&作曲家
米国のスクールでジャズを勉強。ブラジルにて音楽のフィードワーク。ボサノバの世界的アーティスト、カルロス・リラの娘ケイリラと共演。その他、マルコス・スザーノ、トニーニョ・オルタ、ジョアン・ドナートなど、ブラジルの世界的アーティスト達などと共演。ブラジル大使館主催のブラジル料理祭に出演。
現在ボサノバに限らずジャズ、ロック、エスニック音楽等ジャンルを超えた活動。フェスティバルやライブハウスで活動。
インドジャズグループ、ナマステクラブでCD作品制作。その他数枚の作品制作。
2023年、カンボジアの子供のアートスクールのドキュメンタリー音楽を担当。
2024年宮古島国際映画祭に出品決定。
玉島の黒崎の海岸に海のサロン「波来荘」パライソを展開。ここは、音楽を中心に文化を発信して行く場所です。